皮ふと、筋肉がうまくスライドして動く事で関節がスムーズに動きます
人の身体の皮ふは風船のように全身に繋がっています
どこかに縫い傷やケガなどや、日頃の姿勢や運動不足で固まると
そこに引っ張られて関係がなさそうな所までテンションがかかり動きにくくなってしまいます
そのような時は皮膚を下にある筋肉からずらすように動かしてあげると関節などの動きが改善していきます!
人の皮膚の役目
皮膚は全身を覆い、その面積は成人男子で約1.6m2(畳1枚分ぐらい)である。皮膚の厚さは、手のひら、足の裏は厚く、まぶた、外陰部は薄く、体の部位によって違うが、平均3mmである。重さは約3.5kgあり、内臓のなかでもっとも重い肝臓の約3倍にもなる。
皮膚は表皮、真皮、皮下脂肪の3つの層からできている(図1左)。付属器には毛包、脂腺、汗腺、立毛筋などがある。また、皮膚の表面には種々の深さ、長さの溝が走行し、手のひらでは指紋をつくる。
皮膚の機能(表1)のなかでもっとも特徴的なものは、社会的コミュニケーションとしての役割である。つまり、皮膚はスキンシップをするための臓器である。われわれは肌と肌を合わせて、親子や友人の愛情を確かめ合い、また、顔の色や表情で喜びや悲しみを表す。
皮膚の機能
表皮・真皮・皮下組織|皮膚の構造と機能① | 看護roo![カンゴルー] (kango-roo.com)
皮ふと筋肉の関係
筋肉と筋肉の間や皮膚の間では『滑走』という現象がおきています
滑走は筋肉をスムーズに動かす為に起きる現象です!
筋肉を縮める際に、毎回皮ふまで動くと胸をぴくぴく動かす方みたいに全身が動いてしまいます
さすがに大変ですよね!(笑)
なので余裕をもって筋肉が動けるように筋肉と皮膚の間でスライドして動ける仕組みがありそれを滑走と言います
そこが癒着などで動きがわるくなると、痛みが出たり関節の動きが悪くなってしまいます
最近では筋膜リリースなどの手技や体操で動きを改善したりします
皮ふの動き方
皮膚は骨と骨とが近づいてシワが出来ると離れるように動き
またシワが引き延ばされると関節に近づくように動きます
例:肘を屈曲をする場合、皮ふは肘の内側は肘から離れるように動き、肘の外側は肘に近づくように動きます
※赤→皮膚の動き
皮ふの動かし方
- 関節や動かしにくい所を探します
- どこに動かしにくいか検査します
- そこがシワがよるところなのか引っ張られる所か確認します
- シワがよるところは、よらないように皮膚を引っ張ります
- シワがよらない所は、寄せるように皮膚をよせます
- そこで10秒止めます
- 強くやらずに表面の皮ふだけを動かして下さい
もっと詳しく知りたい方は『皮膚運動学』の本をおすすめします
写真も多く掲載されていて分かりやすく書かれています(o^―^o)
まとめ
人間の皮ふは最大の臓器で約畳1枚分もあります
しかも大気に触れ色々な刺激を受けている所でもあります
なので丁寧に洗い、乾燥を防ぐ必要があります
この時期は保湿クリームなどを使いケアしていきましょう(^▽^)/
皮ふを動かすセルフケアは簡単に出来るので是非お試し下さい!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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