深い呼吸をする為に行う筋膜リリース
前回は、呼吸の仕組みや浅い呼吸のデメリットなどを書きましたが
今回は呼吸をする時に必要な筋肉などを書いていきたいと思います
前回の記事はこちら
換気の仕組み
肺における空気の出入りには、圧力も関係しています。肺と胸郭(きょうかく)の間には胸膜腔という密閉された空間があり、ここは大気圧より常に圧力が低い状態(陰圧)になっています。
呼吸筋の収縮で胸郭の容積が拡大すると、それに伴って胸膜腔の内圧はさらに低くなります。すると、図2にあるようにゴム風船(肺のモデル)を外側に引っ張ろうとする力が働き、その圧力で、空気がゴム風船の中に入り込むのです。これが吸息です。
反対に、呼吸筋が弛緩(しかん)して胸郭の容積が小さくなると、胸膜腔の内圧はその分高くなり、その圧力でゴム風船は押しつぶされ、空気も押し出されます。これが呼息です。
総合すると、肺の呼吸運動は図3のような順番で起こります。
1回の換気あたり、どれくらいの量の空気が出入りすると思いますか?
安静時の場合で450~500mLです!
この換気あたりの空気の出入りを、生理学では一回換気量といいます!
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呼吸を行う時に働く筋肉(呼吸筋と呼吸補助筋)
- 呼吸筋(横隔膜および外肋間筋)の働きで胸郭が広がることにより、胸腔内圧が下がり空気が肺の中に入る(吸息)。
- 呼吸筋が弛緩すると、肺は自然に収縮する(呼息)。
- 深呼吸のように大きく呼出する場合には、内肋間筋で肺を縮めなければならない。
- 安静時の吸息の約70%は横隔膜の収縮によって起こる(腹式呼吸)。
- 安静時の吸息の約30%は外肋間筋の収縮によって起こる(胸式呼吸)。
図・呼吸筋の働き
主な呼吸筋は、横隔膜 と肋間筋 である。
呼吸筋を筋膜リリースして動きやすくする!
横隔膜の筋膜リリース
大隔膜の下には肝臓と胃があります
筋膜が癒着を起こすと大隔膜がうまく動く事が出来なくなります!
なので大隔膜を肝臓と胃から剥がして動きやすくしてあげましょう!
外肋間筋の筋膜リリース
外肋間筋は胸郭を広げる働きにをする筋肉なので息を吸う時に動きます。
外肋間筋が固まるうまく空気が吸えなくなり浅い呼吸になってしまいます!
ゆっくりと筋膜リリースしていきましょう!
SEKAI NO OWARIが最近リリースしてヒカキンさんも真似してた『Habit』サビの振付に似てる動きがあります!
子供たちが真似して踊ってるのを見て肋間筋のはがしにしか見えない!(笑)
探してみてください!(似てなかったらすみません(;^_^A)
胸筋の筋膜リリース
大胸筋が硬くなると胸郭を締め付けて吸気を妨げ、腹筋を緊張させてしまいます!
ここもしっかりはがしましょう!
- 真ん中の白い所を左右に指の先を付かつて皮膚をずらす様にはがします!
- 鎖骨の下の大胸筋が付いている部分を胸に向かって下げるようにはがします
痛みが出やすい所なのでゆっくりと行いましょう!
まとめ
呼吸筋をリリースする事で呼吸がしやすくなるだけではなく姿勢改善や代謝もアップします!
ぜひ試してみてください(^▽^)/
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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