身体を捻ったりした時に仙腸関節が痛みませんか?
身体を捻ったり、走ったりすると痛みが出る方がいます!
仙腸関節の痛みがひどくなると、歩行時にも痛みが出ます
仙腸関節とは
仙腸関節(せんちょうかんせつ)は、骨盤の骨である仙骨(せんこつ)と腸骨(ちょうこつ)の間にある関節です。
丈夫な靱帯で覆われ整形外科的には動かない関節と言われていますが、2~3mm動きます
仙腸関節の痛みは仙腸関節だけではなく腰の筋肉や靱帯、足からの筋肉や靱帯が集まる場所でもあり、周辺に痛みがでる事もあります
レントゲンなどの画像では診断が難しいです
仙腸関節の主な痛み
- 歩行痛(歩くと痛い)
- おしりの痛み
- 腰の痛み
- 仙腸関節を押すと痛い
- 股関節の痛み
仙腸関節の痛みの原因
仙腸関節の痛みは出産後の女性に多くみられます
出産の為に靱帯が緩み伸びやすくなっている為、仙腸関節を痛めやすいと言われています
身体の後ろの筋肉のほとんどが骨盤に付くため長時間の同じ姿勢をとるデスクワークや骨盤に強い力がかかるスポーツでも仙腸関節の痛みの原因になります
仙腸関節のセルフチェック
パトリックテスト(Patrick Test)
パトリックテストは患者の足を4の字に組み、上からひざを押さえることで股関節や仙腸関節に異常がないかを調べる方法です。
■STEP1 患者はあお向けに寝て、検査したい方のひざを曲げます。
■STEP2 曲げた足のかかとを他方の足のひざ頭に乗せます。
■STEP3 検査する人は片手で患者の検査したい方のひざの内側を上から押さえるように力を加え外転(がいてん)させます。同時に他方の手で検査している足とは反対側の骨盤のでっぱり(上前腸骨棘・じょうぜんちょうこつきょく)を押さえます。
この検査では股関節と仙腸関節の異常を調べることができます。股関節のみに痛みを感じる場合には仙腸関節障害ではなく股関節に痛みの原因があると考えられます。
当然ですが、仙腸関節に痛みを感じるようであれば仙腸関節障害を疑う必要があります。痛みの位置がわかりにくい場合は、お尻付近に痛みがあるようであれば仙腸関節障害の可能性が高いという目安にすると良いでしょう。
仙腸関節の痛み改善方法
お腹の筋肉(腸腰筋・大腰筋)をほぐす(動画付き)
- 仰向けになり両ひざを立てます
- ほぐす側の足をお父さん座りのように曲げ、外くるぶし辺りを反対の太ももの上に乗せます
- 骨盤の内側に指を滑り込ませるように入れて行きます
- 硬い場所があったらそこで10秒位止めて深呼吸してください
※揉まないで軽く押すようなイメージで行って下さい
梨状筋のほぐし
梨状筋は骨盤の真ん中から大転子(赤の矢印)に付いています
- 仰向けになり左右どちらか痛みがある側の大転子の内側にボールをいれます
- 少しづつずらし筋肉に当てる
- 気持ちいい場所で止めておく(10~15秒)
まとめ
仙腸関節はあまり動かない関節なので痛める方は少ないです
しかし痛めると治りにくく、歩行や姿勢維持の靱帯や筋肉が付着する為、軽い動作でも痛みが出やすい部位せす
仙腸関節の障害が腰痛やおしりの痛みなどの原因になる事もあるのでしっかりメンテナンスしていきましょう(^▽^)/
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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