可動性、重視でデザインされた上肢を支えるアーム・ライン(後編)
上肢(肩から下の名称)と下肢(股関節から下の名称)は、とてもよく似ているが高い可動性を持つ上肢は下肢よりも複雑に出来ている!
一緒に働いているラインも多くラテラル・ライン スパイラル・ライン ファンクショナル・ラインに接続している
前2つ後ろ2つの4つのライン
- スーパーフィシャル・フロント・アーム・ライン
- ディープフロント・アーム・ライン
- スーパーフィシャル・バックアーム・ライン
- ディープバック・アーム・ライン
バック・アーム・ライン
前回はフロントアームラインをやりましたね
合わせてお読みください(⌒∇⌒)
今回は後ろ側のラインになります
バック・アーム・ラインには、浅層と深層がある
スーパーフィシャル・バック・アームラインの仕組みと障害
三角筋と僧帽筋の複合体から起始し肘に下りて行って、肘から手の甲(後ろ)全体にひろがる
テニスのバックハンドなどに使われるとともにスーパーフィシャル・フロントアームラインの制限などにも働く
物を持ち上げるときにも働く
このラインのバランスが崩れたり収縮すると肩のアンバランスはもちろん背中全体から首までいろいろな障害が起きる
ディープ・バック・アーム・ラインの仕組みと障害
小指(手の裏)から始まり肘を通り上腕三頭筋から
肩回旋筋腱板(棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)
最後は肩甲挙筋と菱形筋まで繋がる
ここのラインの1番の注目は、肩回旋筋腱板(棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)です
肩の上腕骨頭(腕の骨の頭)をぐるっとかこんでいます!
この靱帯は力強さだけではなく自由でなければいけないという難しいバランスをとっています
なのでゆっくり時間をかけて予防や治療をしていかなければなりません
そのあとに肩甲挙筋と菱形筋に繋がります
肩甲挙筋と菱形筋ともに肩甲骨に付くためバランスがくずれると肩甲骨の位置異常をおこします
バック・アーム・ラインの検査
前回は前から肩を前から上げましたが
今回は横から耳にむけて上げていきます
・左右同ように上がりますか?
・痛みや引っ張り感は、ありませんか?
※検査は同じ形でやりましょう!
※親指を天井に向けるか、手のひらを上に向けるか
同じ形でやるとビフォーアフターが分かりやすいです!
バック・アーム・ラインを緩めるましょう!
1・まずは小指の外側を軽くさすって下さい
2.そのまま骨に沿って肘に方まで皮膚をずらしていきます
※筋肉よりも靱帯にちかいので強く揉んでも変わりません、軽く骨をさするイメージで行って下さい
3.肘を軽く伸ばして肘の骨の上の筋肉を横にずらしていきましょう!!
4.肩甲骨の表面を軽く下から上にさすります
※かなり痛みが出やすいのでゆっくりと行って下さい
これでおしまいですお疲れ様でした(⌒∇⌒)
★検査をしてみましょう
横から耳にむかつて肩をあげましょう
上げやすさは変わりましたか?
痛みや引っ張り感は、軽減しましたか?
※かなり痛みの出やすい場所なのでゆっくり丁寧に行って下さい
※筋肉痛や揉み返しがある時には日にちを空けて行って下さい
おすすめの本は、こちら(⌒∇⌒)
まとめ
今回は、前と後ろ2回に分けてアームラインを説明しましたが
かなり複雑なラインでできています
このラインのほかにも色々な組織がバランスをとる為に働いています
毎日使う上肢(肩から下)なので
ゆっくりと時間をかけて緩めるめてあげて下さいね(⌒∇⌒)
最後までお読みいただきありがとうございました。
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