人は左右対称・ねじれが無い身体には、ほぼなれない!!
内臓も左右同じではないですが
世界中のほとんどの人が利き手、利き足があるので左右対称の身体の人はまれです
スパイラルラインが機能異常を起こすとどうなる?
主に身体の捻じれ・回旋・側方編位
上半身:1側肩挙上あるいは、前方編位、頭の傾き・編位・回旋
下半身:足根回内/回外 膝回旋
・主には、らせん状なラインなので回旋運動を生み出し伝達する役目
・体幹と下肢を安定化して回旋による転倒を防ぐ役目がある
身体全体をらせん状に伸びるスパイラルライン
身体の回旋に関係のあるラインがスパイラル・ラインです
スパイラル・ラインは、人体の中で最も長く
始まった場所にまた戻る珍しいラインです
頭から始まって背中から肋骨を回って
お腹で反対に回り足を下りて
内側から足の裏で外側に出て骨盤を通ってまた頭に戻るので
他のラインにも大きな影響を与えたり与えられたりします
スパイラル・ラインの長い道のり
スパイラル・ラインは上半身では、らせん状に降りていき
※板状筋~菱形筋~前鋸筋
※外腹斜筋~内腹斜筋
下半身では、一つの足で縄跳びのロープのように
ぐるっと回るように通っている
※大腿筋膜張筋~腸脛靭帯~前脛骨筋~長腓骨筋~大腿二頭筋
※仙結節靱帯~脊柱起立筋
そのまま骨盤を通って頭に戻ります
今まで書いたライン(スーパーフィシャル・バック・ライン ラテラル・ライン)の筋肉が何個も出てきてますね!
※スーパーフィシャル・バック・ラインの記事はこちら
それだけ広く長いラインなのです
そのため上半身にも下半身にも影響を与えやすいラインなのです
肩の挙上や回旋や頭の傾きチェックと検査(上半身)
頭から始まって逆の肩にラインが走るのでそこで機能不全が
おこると頭が傾いてしまいます!
肩の高さが左右で変わったり前に出たりするのは、菱形筋と前鋸筋の間でぶら下がっているのでどちらかのラインでバランスが崩れると肩甲骨の位置がずれて肩が編位してしまう
身体が傾いて左右の横腹の長さが変わるのは先ほどの前鋸筋と内腹斜筋・外腹斜筋のバランスが崩れ片側が収縮して反対側が伸長するために起こる!
腹斜筋から下に行くラインは骨盤(上前腸骨棘)を通るため骨盤の傾きにも関与する!!
検査:
1.左右どちらかの肩が上がったり前に出たりしてませんか?
2.首を左右に回してみましょう
3.上半身を左右に回してみましょう
2.3は、左右でどちらが回しやすいですか?
違和感や痛みはありませんか?
上半身ラインの緩め方
1.頭のつけねをボールで圧迫する(頭板状筋・頚板状筋の付け根)
2.肩甲骨の内側をボールで圧迫
肩甲骨の内側の骨に沿って上からずらしながら下の尖ってる所までやる
3.横腹を人差し指から小指までの四本を使って掻くように肋骨の間を擦ります
※痛みが出やすい所なのでゆっくりしてください!
4.腹斜筋は仰向けで骨盤の内側にゆっくり指を入れていきます!固いところをそのまま圧迫します!
歩行時の膝の捻れや足関節の内反/外反の検査(下半身)
骨盤から下に行くラインが骨盤の外側から足の内側を回つて
外側に出て上に上がって行くので歩行時の膝の軌道を決定する!
スパイラル・ラインが緊張すると膝が内旋する傾向にあります
足関節もラインが内から外に抜けるのでどちらかが緊張すると回内や回外したりします
・靴の踵の減りぐあいが極端な方
・仰向けで寝て足首が右と左で極端に違う方
・歩くときに膝が内側や外側に向く方
下半身の緩め方
・おしりの外側後方にポコッと出ている骨(大転子)があります。その下の周りを皮膚をずらすように察すって行きましょう!
・すねの外側についてる筋肉(前脛骨筋)を骨から外側にずらす
・内側から今度は外側に足の裏を通って出ていきます外側は長腓骨筋を通って上に上がります
前回のラテラル・ラインと同じラインです
一緒に読んで見てください(^▽^)
まとめ
今回のラインは全身にらせん状に走行しているので他のラインにも影響が出ます
なのでこのラインのバランスをとると全身にいい影響がでると思います!!
少し複雑で難しいですが1つずつさわつてあげましょう!!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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