身体の捻りの動作で股関節に痛みがでる
身体を捻ると股関節にも内旋や外旋がおきます
そこで痛みや違和感を感じる事があります
外見では内旋は『内股』外旋は『がに股』の状態になります!
極端な内旋や外旋は股関節に負担がかかり痛みの原因になる事があるのでしっかりとメンテナンスしていきましょう
股関節の構造
股関節の靱帯
前から見た股関節の靱帯
後ろから見た股関節の靱帯
股関節に関係する主な筋肉
股関節屈筋群
股関節内転筋群
股関節外旋筋群
股関節内旋筋
股関節伸展筋
股関節内旋・外旋とは
股関節の動きには、屈曲、伸展、外転、内転、外旋、内旋があり様々な方向に動くようになっています
内旋は大腿骨(太ももの骨)を内側に回旋させる事を言います
外旋は大腿骨(太ももの骨)を外側に回旋させる事を言いますは
※上の図の右が内旋、左が外旋
仰向けになり左右で差がないかを確認してみて下さい
痛みや違和感が無くても左右でやりやすさがある方がほとんどです!
股関節の足の形にも変形がでる事もあります
※内反膝が股関節外旋位・外反膝が股関節内旋位
股関節内旋・外旋の主な筋肉
股関節内旋の筋肉
股関節内旋運動の主な筋肉は、小殿筋と中殿筋の前部線維、大腿筋膜張筋、長内転筋、短内転筋、恥骨筋、内側ハムストリングス。
股関節外旋の筋肉
股関節の主な外旋筋は、梨状筋、内閉鎖筋、上・下双子筋、大腿方形筋、大殿筋、縫工筋
股関節の内旋・外旋の筋肉は歩行時に股関節を安定させる役割をしています
内旋・外旋の筋肉が低下すると股関節が不安定になります
股関節周りの筋肉をほぐす
股関節の内旋筋のほぐし
股関節の内旋に使われる主な筋肉は小殿筋・中殿筋(前面)・大腿筋膜張筋なのでこれらの筋肉をほぐします
- 小・中殿筋は骨盤の真横についているので骨盤の真横の骨から下に筋肉をはがすようにほぐします
- 下は大転子についているので大転子の上の部分を皮膚をずらすようにはがします
大腿筋膜張筋は股関節を内旋すると骨盤の少し外側に動いてる筋肉があります
その一番上の骨部分(上前腸骨棘)の周辺を指先で筋肉を弾くようにほぐします
- 大腿筋膜張筋はストレッチも有効です
- 右の股関節の付け根外側の筋肉が伸びていればOKです
- 逆も行って下さい
※気持ちいい所で止めて深呼吸して下さい
※強く行うと痛める事があります
股関節の外旋筋のほぐし
股関節の主な外旋筋は、梨状筋、内閉鎖筋、上・下双子筋、大腿方形筋、大殿筋、縫工筋
外旋筋群は骨盤の真ん中から大転子(赤の矢印)に付いています
梨状筋が仙骨から始まっているので仙骨付近を左右ボールなどを使ってほぐしましょう!
- 仰向けになり左右どちらかのお尻の下にボールをいれます
- 真ん中の骨(仙骨)から少しずらし筋肉に当てる
- 気持ちいい場所で止めておく(10~15秒)
その他の筋肉は大転子(赤い矢印)についているので大転子の内側をボールもしくは指先で骨からはがすように、ほぐします
- 仰向けになりほぐす側の膝を立てます
- 指先で骨の内側を骨からはがすように、ほぐします
- ボールを使う場合は横向きになり骨の内側に入れてください
まとめ
内旋・外旋の筋肉は歩行時の安定性をあげるだけではなくスポーツ時の急な切り返しや、回旋運動などにも関与しています
内旋・外旋筋群のバランスを整えてパフォーマンスを上げていきましょう!(^▽^)/
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今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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