可動性、重視でデザインされた上肢を支えるアーム・ライン(前編)
上肢(肩から下の名称)と下肢(股関節から下の名称)は、とてもよく似ているが高い可動性を持つ上肢は下肢よりも複雑に出来ている!
一緒に働いているラインも多くラテラル・ライン スパイラル・ライン ファンクショナル・ラインに接続している
合わせてお読みください(⌒∇⌒)
前2つ後ろ2つの4つのラインの特徴!
- スーパーフィシャル・フロント・アーム・ライン
- ディープフロント・アーム・ライン
- スーパーフィシャル・バックアーム・ライン
- ディープバック・アーム・ライン
スーパーフィシャル・フロントアーム・ライン
物を投げたり捕ったりする時に活躍するライン
手のひらから始まって大胸筋や広背筋の筋膜まで繋がる
ディープフロント・アーム・ライン
スーパーフィシャル・フロントアーム・ラインよりも深いライン
親指(手のひら側)から始まって外側を通って上腕二頭筋から小胸筋まで繋がる
スーパーフィシャル・バックアームライン
手の甲(手の裏)から始まって肘の近くを通って三角筋から僧帽筋まで繋がる
テニスのバックハンドや物を持ち上げるときに働く!
ディープバック・アーム・ライン
スーパーフィシャルバックアームラインよりも深いライン
小指(手の裏)から始まり肘を通り上腕三頭筋から肩回旋筋腱板(棘上筋棘下筋小円筋肩甲下筋)最後は肩甲挙筋と菱形筋まで繋がる
フロント・アーム・ラインを使って投げる動作をコントロールしよう!!
フロント・アーム・ラインには浅層と深層がある
・スーパーフィシャル・フロント・アーム・ラインの仕組みと障害
スーパーフィシャル・フロント・アーム・ラインは、広背筋と大胸筋の二つの大きな筋肉が胸郭と背中から腰まで大きな影響をもつラインなので腕を酷使すると緊張障害で腰や背中などの痛みや呼吸障害なども引き起こします!
・ディープフロント・アーム・ラインの仕組みと障害
ディープフロント・アーム・ラインは、さらに深層にあり親指の外側から肘の外側を通って上腕二頭筋につながります
ここまでは、真っ直ぐのラインですが烏口突起で折り返して小胸筋まで繋がります
その為収縮すると近位では、烏口突起の下方変位し肩甲骨が前傾し円背姿勢(猫背)になってしまいます
遠位では拇指の腱鞘炎などを引き起こします!
フロント・アーム・ラインの検査
両方の腕を片方ずつ耳の横まで挙げてみましょう!
- 両腕とも耳の横までいきますか?
- どちらかが耳から離れてませんか?
- 挙げやすさは左右いっしょですか?
- 痛みや張り感は、ないですか?
ゆっくり緩めて行きましょう!!
肩よりも遠いところから初めましょ~(^-^)/
1・手首を反対の手で握り滑らすようにくるくる回しましょう!
※軽く皮膚がずれるイメージでおこないます
2・上腕の内側の筋肉と筋肉の間を軽くこする
※痛みが出やすい場所なのでゆっくり擦ってください!骨の下からできるだけ上までやります
3・肩甲骨の下のとがってる周辺の皮膚を軽くずらしましょう
これで終了です!お疲れ様でした(⌒∇⌒)
では、検査をしてみましょう!
先ほどより上がっていませんか?
痛みや引っ張り感は、軽減してますか?
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まとめ
肩は体幹から離れ自由度や可動性も高い為負担がかかりやすい場所です1回で全部取ろうとせず、ゆっくりと緩めていきましょう!!
痛みがある場合はなるべく痛みから遠い場所を緩めるようにしましょう
※炎症が起きている場合安静にしましょう!
※何も動かさないでも痛みがある場合や夜寝てるときの痛みは治療院や病院に相談してください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回は後編でお待ちしております。(⌒∇⌒)
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