物がつかみにくい、手に力が入りにくい症状はありませんか?正中神経が圧迫されているかもしれません!
前回のブログで手の痺れの原因や病気の尺骨神経・橈骨神経について書きましたが
今回は手の3つの神経のうちの正中神経について書いていこうと思います
手の神経には大きな3つの神経が通っています
正中神経・橈骨神経・尺骨神経
この3つ神経が圧迫や障害を受ける事で手に違和感や痺れなどがでます
正中神経・橈骨神経・尺骨神経とは?
手の神経は首の脊髄から始まり指先まで繋がっています
Grant, John Charles Boileau – An atlas of anatomy, / by regions 1962, パブリック・ドメイン, リンクによる
※全身のデルマトーム!全身の神経支配を色分けしています
- 青:橈骨神経(C6~C8)
- 黄色:正中神経(C5~T1)
- 赤:尺骨神経(C8~T1)
例:手の小指側に違和感や痺れが出た場合には、赤色の部分(尺骨神経)に圧迫や障害が発生している可能性が高くなります
手の神経は脊髄を出て腕神経叢からの枝になります
腕神経叢は第5頚神経~第1胸神経の前枝から構成されています
正中神経・橈骨神経・尺骨神経の支配筋
橈骨神経:手関節の伸展、指の伸展
正中神経:前腕の回内や手首の屈曲、手指の屈曲
尺骨神経:手首の屈曲、手指の屈曲
正中神経とは?
肩から腕の真ん中を通る正中神経が障害されると
前腕の回内や手首の屈曲、手指の屈曲が出来なくなります
正中神経は、親指から薬指の親指側の半分までの手のひら側の感覚を支配している為
指でOKサインを作ったときに、きれいな〇の形を作れずにしずくみたいな形になってしまします
原因には骨折やケガなどがあります
神経が圧迫されて麻痺する事があり
正中神経では手根管症候群という疾患が多いと言われています
手根管症候群とは?
正中神経は手首にある屈筋支帯のトンネルを通る為
何らかの原因(スポーツ外傷・骨折・重労働・透析など)で狭くなると
神経が圧迫されて指の痺れや感覚障害・動作障害がでます
進行期になると
- 夜間や明け方に強いしびれや痛みがでます
- 親指の付け根の筋肉がやせる
- 縫い物やボタンかけなどの細かい動作がしづらくなる
- 親指と人差し指で作るOKサインができない
※このような症状が強く出た際には早めに病院やを受診しましょう
軽度であれば安静にしておくと治癒しますが
重症になると手術になる場合があります
正中神経の改善方法
正中神経は前腕の回内や手首の屈曲、手指の屈曲
がしにくくなるのでそこの筋肉を動かして神経の通りを良くしていきましょう(^▽^)/
まずは手首の動きや、指先でビンの蓋やペットボトルのキャップを開ける時の力の入り具合を確認しましょう!
正中神経の改善ストレッチ
- 腕を伸ばしたまま手を大きく開く
- 手首を伸展(背屈)させる
- 手首を外に回す(回外)
- 10秒キープする
- 3回繰り返します
※余裕がある方の為のストレッチ
- 腕を伸ばしたまま手を大きく開く
- 手首を伸展(背屈)させる
- 手首を外に回す(回外)
- そのまま手首を屈曲・伸展します
- 10回行って下さい
※痺れや痛みが強くなる場合はすぐに止めて下さい
手首の動きや、指先でビンの蓋やペットボトルのキャップを開ける時の力の入り具合を再確認確認しましょう!
改善が見られたら毎日コツコツ続けていきましょう(^▽^)/
まとめ
正中神経は圧迫や障害を受け手根管症候群などになりやすく重症化すると手術しないといけなくなります
痺れや手に感覚障害が出た場合は早めにセルフケアや治療院で治療して下さい!
※痛みが強くなる場合は早めに病院や治療院を受診しましょう!
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今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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